2007年08月12日

気の利いたアテ

突然ですが、よく居酒屋に行くと頼みもしないのに勝手に出されるお通しと称するものがございます。
皆さんは、これどう思われます?
中にはオーダーを決めるまでのつなぎとして重宝される方もいらっしゃるかものかもしれませんが、私、大本はお通しが大嫌いです。

食べたいものを食べるために(まるで家では食べたいものを食べれないかのような言い方)わざわざお店に行っているのに、何で店の都合で昨日の刺身の残りで作った南蛮漬けとか、客単価を少しでも上げる為におなざりで作られた煮物を出されないといけないのでしょうか?店もお客さんの好みも分からないのに、まして最近はアレルギーの問題もシャレにならん位あるのに、何で勝手に出せるのか不思議でなりません。で、僕がそういうことを言うと、
『ビール一本で二時間いる人もいるから』とか
『手が足りなくてすぐに出せるものが無いから』とかのたまう居酒屋業従事者がいますが、それは店側の問題でしょ!ビール一本で二時間いるお客さんがいる店にはテレビや新聞置いてないですか?
美味しいお料理用意していますか?
冷凍庫からレンジやフライヤーに直行してないですか?
手が足りない店の方。
実力以上のキャパで営業してないですか?
ずっと夢だった飲食店をするために、お金は貯めても最低限の手の早さを身につけることを忘れてませんか?
随分好き勝手に書きましたが、それでもお客様がいっぱい来てくださって、食っていけるのなら私は何も言いません。そのままで、どうぞどうぞ

逆にね、気に入った店が出来て、何回か通うとお店の人が、
『こんなん作ったんですが、召し上がりますか?』って聞いてくれるときがあります。向こうも僕の好みが少し分かってきたぐらいのまだ会話もほとんど無い、ぎこちないお客とお店の関係ではあるんですけどね・・・
この瞬間が大好きです。
お店の人からすれば、この人最近よく来るけど、いったい何者だろうという疑問を解消する糸口かもしれませんが、この流れで出てくる一品は、まさに気の利いたアテ率がすごく高いです。
召し上がりますか?と、聞かれているんですから伝票に付いてて当然なんですが、コレがまた付いてないことが多い(せこい!!)
一口食べて、美味しいと分かった時から、そのお店との距離がグッと縮まるんです。
今まで僕がしたオーダーから好みを探り、作業の過程で生まれたメニューに載せるほどの量が無い副産物で作られた『気の利いたアテ』
常連さんからの頂き物で作った『気の利いたアテ』
前から使ってみたかった食材をやっと手に入れて色々工夫してみた『気の利いたアテ』

様々な気の利いたアテは本当に楽しい気分にさせてくれます。思いつくまま、今までに戴いた『気の利いたアテ』
 わたりがにの内子の塩辛、焼ナスのとろろ和え、カオリフェ、なまこのコノワタかけ、平目の肝の煮付け、ごま油が少しかかった冷奴、牡蠣のオイル付け、赤貝の肝を山葵どっさりで、グジの鱗付きの皮の素揚げ、蛸の吸盤のごま塩和え、ゴーヤの甘酢漬け、かつおキムチ、畳いわしの揚げたん、さっきもいだばかりのトマト、なんばのかき揚げ、ご飯抜きのネギトロ巻き
などなど、まだまだいっぱい

さあ、今夜も『気の利いたアテ』探しに出かけますか!!!

投稿者 omoto : 20:28 | コメント (0)

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