また、(株)カワでは、ISO9001:2000品質マネジメントシステムを取得しており、
原材料チェック、温度管理、水質検査、防虫防鼠の外部委託、製造ロット管理等、
ソフト面においても非常に厳しい管理体制をとっており、
生産能力の限界近くで操業している当社では、ともすれば見落としがちな点の管理も万全です。
今まで事故を起こした事はございませんが、多くの方々にお見知り頂き、生産量が増加する状況で、
最悪の事態を予防するため今回の決断に至りました。
2.製造設備が同じタイプである
京きななの製造工程は大まかに5つあります。
①材料の計量と混合
②加熱殺菌と冷却(パステライザー)
③熟成(エイジングバット)
④アイスクリームマシンによる冷却(バッチフリーザー)
⑤カップへの充填(充填機)
上の①~⑤の工程で使われる機械は、大きさの差はありますが、当店で使用している物と同じタイプで、
しかも大手工場のようにライン(パイプ)でそれぞれがつながれておりません。
長いパイプを洗浄殺菌することは大変難しく、利便性は損なわれますが安全を第一に考えます。
⑤のカップ充填の後、当店ではストック用の冷凍庫にて保管しますが、
(株)カワではトンネル型急速冷凍庫にて短時間で冷やし固めた後冷凍庫にて保管するため、
できたての味を最大限保持します。(できたての柔らかいアイスを急速に冷やすことにより味の劣化が防げます)
3.材料すべて従来と同じ物を使用します
製造を委託するにあたり絶対にゆずれなかった条件でしたが、快くご了承下さいました。
牛乳、きなこ、甜菜糖、山田製油の練り胡麻や、西表島の黒糖等、すべて同じ材料です。
もちろんレシピも同じです。
4.製造への立ち会い
先日も和歌山へ伺いましたが、製造の際、私大本が立ち会う事を許可して頂きました。
熟練の職人さんに対して熟成の加減、アイスクリームの冷却温度等、
細かい指示をさせて頂きましたが、嫌な顔一つせず聞き入れて頂きました。
今後も出来うる限り、製造に参加したいと思っております。
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